AndroidWearの加速度センサ値をスマホでリアルタイムにグラフ描画する!(後編)

AndroidWearで取得した加速度をスマホに送信して、リアルタイムにグラフ描画するアプリを作ります。 (前編)ではスマートウォッチで取得した加速度をスマートフォンへ送信する処理を書きました。 この(後編)ではスマートウォッチから受け取った加速度をMPAndroidChartというライブラリを使ってリアルタイムにグラフ描画します。 手順 wear側(前編) 1.加速度データ取得 2.加速度データ送信 mobile側(後編)※今回 3.加速度データ受信 4.加速度をグラフにプロット 3.加速度データ受信 ウェアラブルからのデータを受け取るため、GoogleApiClientを使います。 Goo

[解決]Gradle同期でエラーが発生する。(Gradle project sync failed.)[AndroidStudio]

久しぶりにAndroidStudioを立ち上げて新規プロジェクトを作成したら、いきなりグレードル同期のエラーが発生しました。 gradle project sync failed. basic functionality (e.g. editing debugging) will not work properly Error:Failed to resolve: com.android.support:support-v4:26.0.0 Error:Failed to resolve: com.android.support:percent:26.0.0 Error:Failed to re

断線したUSBケーブルを修理する!

断線したUSBケーブルを修理します。 スマートウォッチのUSB充電クレードルのケーブルが断線してしまいました。 純正品は高いし、Amazonの互換品はレビューが悪いのでナシです。 そこで今回は断線したUSBケーブルを修理していきます。 今回断線したケーブルはこちら。 HUAWEI WATCH 初代の充電クレードル USBタイプA 2.0です。 特殊なクレードルで、値段の高い純正品か、粗悪な互換品を買う選択肢しかありません。 この状態でもかろうじて通電してますが、ちぎれるのも時間の問題です。 まず、ひとおもいにペンチで切断します。 皮膜を剥くと 4本の線が出てきました。 内部はこんな感じで、通信

AndroidStudioで既存のプロジェクトをインポートする

はじめに AndroidStudioで既存のプロジェクトを開く方法です。 起動後の画面で、「Open an existing Android Studio Project」を選択します。 ファイルエクスプローラが立ち上がるので、プロジェクトフォルダを選択します。 「OK」を押すとプロジェクトが開きます。 メニューバーから[File]→[New]→[Import Project]を選択しても同様です。 プロジェクトのビルド インポートしたプロジェクトを実機/エミュレータで動かします。 実機の場合は、まずAndroidデバイスをPCに接続します。 ツールバーの▶︎(Run’App’ )を押します。

AndroidWeraの加速度センサを使ってみよう[AndroidStudio]

はじめに 今回はAndroidWearの加速度センサを使ってみます。 まずは、シンプルにwearで取得した加速度をそのまま表示するだけのアプリを作っていきます。 環境 AndroidWear HUAWEI WATCH初代 AndroidStudio on Mac(v2.2.2) 完成図 こんな感じで、デバイスに加速度が表示されるようなサンプルアプリを作っていきます。 手順 1.プロジェクトの新規作成 1−1.新規プロジェクトの作成 1−2.プロジェクト名、フォルダ設定 1−3.アプリのターゲットを選択 1−4.最初に追加するアクティビティの選択 1−5.アクティビティのカスタマイズ 1−6.実

ハニーポットT-Potを構築してみた[Multi-Honeypot Platform]

前から気になっていたハニーポットを自宅サーバに構築してみます。 ハニーポットはクラッカーの侵入手法やマルウェアの振る舞いを分析するために、わざと侵入されやすいように設定されたサーバです。 外からは単なる脆弱なサーバに見えますが、攻撃者の行動を記録したり、マルウェアを保存することができます。 自身でハニーポットを持つことで、最新のサイバー攻撃動向やマルウェアを知ることができます。 この記事では、実際にハニーポットを構築し、攻撃を収集するところまでをご紹介します。 ※ハニーポットは実際に攻撃を受けますが、「本当に」侵入されてはいけません。 サーバを乗っ取られたり、他の攻撃の踏み台にされたりしないよ

TCPのウィンドウ制御を見てみる

TCPではデータをセグメントと呼ぶ単位に分けて転送します。 セグメントの受け渡しには、確認のやり取りをすることで、信頼性を高めています。 今回は高信頼性と高効率な通信のために用いられるTCPのウィンドウ制御を見ていきます。 はじめに クライアント:mac(192.168.10.2) サーバ:mio.yokohama(202.181.99.77) クライアントからサーバへのHTTPリクエストパケットをクライアント側のwiresharkでキャプチャします。 確認応答という言葉を使っていますが、ACKと同じ意味です。 TCPの確認応答 図はTCPでAliceからBobにデータを送る例です。 セグメン

TCPの再送処理を見てみる[TCP Retransmission]

TCPはコネクション型のプロトコルで、通信に先立ってコネクションを確立するコネクション型通信を提供します。 コネクションを確立すると、通信経路にVC(Vitual Circuit)と呼ばれる仮想通信経路が作られます。 VCではデータをセグメントと呼ばれるある大きさの単位に分割して送信します。 セグメントを送信するごとに受信側は確認応答を行い、もし確認応答が受信側に届かなかった時は、通信失敗として、再送処理を行います。 今回はこの再送処理を見ていきます。 はじめに クライアント:mac(192.168.10.2) サーバ:mio.yokohama(202.181.99.77) クライアントからサ

Wiresharkで3ウェイハンドシェイクを見てみよう!

はじめに クライアント:mac(192.168.10.2) サーバ:mio.yokohama(202.181.99.77) クライアントからサーバへのコネクション確立をクラアントのWiresharkでキャプチャしたパケットから確認します。 3ウェイハンドシェイク TCPでは通信をするために、コネクションを確立するコネクション型通信をします。 コネクション確立するために行うのが、3ウェイハンドシェイクです。 これは、コネクション確立要求パケットとそれに対する応答確認パケットのやり取りを3回行うことから名付けられた方法です。 コネクション確立要求パケットをSYN(Synchronize)、確認応答

AndroidWearの加速度センサ値をスマホでリアルタイムにグラフ描画する!(前編)

AndroidWearで取得した加速度をスマホに送信して、リアルタイムにグラフ描画するアプリを作って見ます。 この(前編)では、AndroidWear側の処理のみ紹介します。 (後編)では、mobile側のプログラムを紹介します。 グラフ描画はMPAndroidChartという便利なライブラリがあるので、こちらを利用します。 githubのライブラリを使うので、開発環境はAndroidStudioになります。 実際に作成したアプリです。 [embed]https://youtu.be/QZU9d8MX4eE[/embed] 手順 wear側(前編) 1.加速度データ取得 2.加速度データ送信